『パチスロ悟空』
という店舗をご存知でしょうか?
パチスロ悟空は、
新宿駅東南口徒歩1分のところにあり、
スロッターには有名な店舗だったのですが、
2019年の4月に、
経営破綻してしまいました。
なぜ、経営破綻したのか?
負債額はどのくらい?
詳しく、解説します。
突然閉店したパチスロ悟空
パチスロ悟空が閉店、
その一報が飛び込んできたのは、
平成があと少しで、
終わりを迎えようとした2019年4月25日の朝。
Twitterには、新宿店と、八王子店で、
臨時休業を知らせる張り紙の投稿もありました。
パチスロ悟空は、
1996年に開業し、最盛期は2004年頃で、
売り上げは、
50億円近くを記録していました。
ただ、その後、お客さんの数が減り、
売り上げも減少傾向となり、
全盛期の面影は感じられず・・・。
経営していた、株式会社 上今コーポレーションは、
2018年には、聖蹟桜ヶ丘店をを閉店させ、
新宿本店、八王子店、この2店舗を残し、
営業していましたが、
2019年4月に、2店舗とも閉鎖し、
経営破綻となりました。
なぜ、経営破綻したのか?
老舗店舗のパチスロ悟空は、
なぜ経営破綻してしまったのか?
様々な理由があるはずですが、
戦ってきた相手が強力すぎた
という理由が、一番との声も。
パチスロ悟空新宿本店があったのは、
新宿3丁目です。
すぐ近くには、マルハンもありましたし、
新宿は、言わずと知れた激戦区です。
※2021年にはマルハン新宿店も閉店
有名チェーン店は、資本力もあり、
人気機種をいくらでも確保できます。
多くの人が来店する人気店は、
お客さんが使ってくれるお金が資本となり、
人気機種の導入や、設備投資にも、
しっかりお金が使えるという、
良い流れができます。
こうした相乗効果によって、
人気店は、より、お客さんが集まります。
一方、パチスロ悟空は、
新台入れ替えが出来ないほどの状況になっており、
交換率の変更もありました。
当然、高設定をたくさん入れる事も、
不可能となっていきます。
設定も悪く、設置機種は古い、
この悪循環が続き、お客さんが激減。
大規模店舗に飲み込まれるのは、
小規模店舗の宿命とも言えます。
こうした傾向は、パチスロ悟空に限らず、
全国的なものです。
このエリアで、パチスロ店といえばここ、
そんな店舗が、どんどん潰れています。
負債総額は意外と少ない
経営破綻と聞くと、
かなりの負債を抱えている
イメージを持つ人も多いでしょうが、
パチスロ悟空の負債総額は、
3,500万円だそうです。
そのニュースはこちら
このまま営業を続けてもジリ貧なので、
傷が浅いうちに撤退したようです。
3,500万円であれば、
なんとかならなくもないのでしょうが、
いわゆる引き際だったという事でしょう。
もし、リニューアルオープンを目指し、
6号機を導入するとしても、
当時、人気が高かったリゼロは、
中古機で90万円程度もしました。
それを、数台だけ入れるとしても、
それだけで数百万円かかってしまいます。
1台入れるだけで90万、
それを回収するには結構な時間がかかるため、
資本力が無いところは、
新台の導入も厳しいのです。
むしろ、この経営破綻は、
勇気ある撤退だったと言えるのかもしれません。