パチンコ、パチスロではなく、
日常会話でも、
「フラグが立った」
「フラグを回収した」
という言葉が飛び交います。
パチンコ、パチスロにおいて
フラグが立ったというのは、
何かが当たった状態の事を指します。
でも、これだけでは、
フラグが何なのか理解できない
そんな方も多いはずです。
詳しく、解説します。
フラグ無しでは揃えられない
そもそも『フラグ』とは、
英単語の flag(旗) が由来です。
一般的な会話での『フラグ』は、
この先の展開を匂わせる伏線の事。
パチンコ、パチスロの話で言えば、
「大当たりのフラグが立った」
といった感じで使われます。
パチスロ初心者、もしくは、
パチスロをやらない人にとっては、
「タイミングさえ合わせれば、
大当たり(7図柄)を揃えられるんでしょ?」
と、考えがちです。
そのため、毎ゲーム、
大当たり(7図柄)を狙う初心者も多いです。
しかし、そんな事が可能なら、
パチスロに慣れた人なら、
毎ゲーム、大当たりです。
そんな事は、あるはずも無く、
内部的に、当たっていない状態
(フラグが立っていない状態)では、
どんなに目押しが上手な人が狙っても、
ボーナス図柄を揃えられないのです。
フラグが成立する事で、
リプレイ、ベル、チェリーなどの小役も
揃えられるというわけです。
これが、パチスロの基本的な原理であり、
今後も変わらない、基本中の基本です。
ですので、毎ゲーム必死に、
ボーナス図柄を揃えようとしても、
当たりのフラグが立っていなければ、
揃いようがないという事。
もし、奇跡的に7が揃ったとしても、
あなたが知らないうちに、
内部的にフラグが立っていただけの事です。
フラグはどのように抽選される?
チェリー、ベル、リプレイなどの小役、
7や、BARなどの、ボーナス図柄は、
それぞれ異なるフラグです。
このフラグは、乱数で管理されており、
最大で、65,536のフラグが存在しています。
65,536については、下記の記事もご覧ください
その中で、
これと、これが、ビッグボーナス、
といった具合に、決まっているのです。
レバーを叩いた瞬間に、乱数が出され、
それに連動したフラグが選択されます。
パチスロは、
ほぼ、運(ヒキ)に左右される
ゲームなのです。
フラグを巡る様々な話
20年ぐらい前には、
前回のフラグをコピーし、
次ゲームでも、
同じフラグを出せるという
コピー打法が編み出されました。
主に、サミー系の機種で、
たくさんのメダルを根こそぎかっさらう
スロッターが全国で出始めたのです。
これを受け、パチスロ店では、
サミー系の機種を、
一時的に閉鎖するなど、
大騒ぎになりました。
パチスロメーカーのサミーについては、下記の記事もご覧ください
現在は、改良が加えられ、
コピー打法は出来ませんが、
昔の機種は、いろいろと未熟だった分、
色々なトラブルもあったのです。
ボーナスフラグが立っていたのに、
それが消えてしまったなど。
そんな事がありえるのか?
と思ってしまいますが、
実際にあったのです。
そのため、
どんな激レアな演出でも、
大当たり確定
と言わないのは、そのためです。
ボーナスフラグが、
飛んでしまうかもしれない、
そんな事が、過去にあったから。
今では、そのような機種は無いですが、
肝に銘じておきたい実話です。