昔の、パチンコ、パチスロ店の
朝一の入場順を決める抽選といえば、
良い抽選番号を引くため早くから並び、
そこから、1人ずつ、
番号を引いていくのが一般的でした。
しかし、ここ数年、
モバイル抽選方法を
採用する店舗が増えています。
これなら、わざわざ、
早くから並ぶ必要も無くなり、
かなり、便利になりました
その一方、このモバイル抽選で、
不正が行われているともっぱらの評判です。
どのようなことが起きているのか？
詳しく、解説します。
そもそもモバイル抽選の仕組みとは？
モバイル抽選の手法も様々ですが、
所定の時間に、入場順の番号が発行されます。
店舗によっては、
1,000人以上が参加することも。
入場順の番号が確定したら、
行くか、行かないかを、
この時点で選択することができ、
正式な入場順が決まります。
あとは、その番号順通りに、
店舗前に再整列して入場できる
という仕組みです。
店舗によっては、
近くに、一般住民が住んでおり、
再整列で、相変わらず苦情が出ることも。
また、LINEの会員になってもらうために、
あえて、モバイル抽選に、
切り替えた店舗もあります。
一見すると、
メリットが多いようにも思えますが、
実際は、トラブルも多いようです。
QRコードを読み取るフリをして撮影
どのような不正が行われているのか？
その一例を、ご紹介します。
抽選方式にもよりますが、
朝、店舗前に、QRコードを張り出し、
それを、来店希望の人が、読み取る形の
モバイル抽選があります。
この方式の、最も多い不正が、
QRコードを写真撮影し、画像として残し、
それを、仲間で共有する方法です。
100人に画像を共有してもらい、
写真撮影したQRコードを送り、
読み込んでもらって抽選を待つだけ。
最も良い順番だった人に、
お金を渡すなどして参加してもらえば、
簡単に、良い番号をゲットできます。
また、人によっては、
モバイル端末を、複数台持っていたり、
1人で、3回も、4回も、
抽選を受けている輩もいます。
再整列の時に、
良い入場順なのに来ないのは、
もっと良い番号を引いていて、
すでに、それより前に、
並んでいるなどの場合が多いのです。
なので、抽選を受けた人数が、
1,000人、2,000人だったとしても、
その実態は、案外少ないことも。
モバイル抽選で、不正を働くこと自体は
決して難しいものではありません。
店舗側はどのように対応している？
実に、古典的な方法で、
モバイル抽選の不正が行える一方、
店舗側の対策も、また古典的です。
QRコードを読み取っているのか、
画像で撮影しているのか分からないため、
QRコードを高めの場所に、
掲示する店舗もあるようです。
他にも、防犯カメラの前に
QRコードを張り出したり、
店舗スタッフが、その都度、確認するなど、
その対策は、店舗によってバラバラ。
通常営業日なら、それで良いものの、
新台入れ替えや、イベント日は、
このような方法では、難しいでしょう。
なので、システム会社と連携して、
不正抽選を見破ろうとする動きも増えています。
顔認証付きのモバイル抽選などです。
ただ、店舗側としては、
簡単に、モバイル抽選を行い、
経費は出来るだけかけたくないものです。
現時点で、顔認証付きの抽選は、
良い仕組みとも言えますが、
もっと画期的なアイデアが出てくるまでは、
人数を使ったパワープレイが、
行われる可能性は、否定できません。
割を食うのは、普通に並んでいる
ルールを守っているお客さんですが、
トラブルがあるという事は、
それだけ行く価値がある店という見方も。
今後、抽選方式がどうなるのか？
注目されています。
