パチスロを実践する上で、
頭に入れておきたい言葉のひとつに、
『機械割(出玉率)』
というものがあります。
パチスロを、単なるギャンブルではなく、
確率を考えて、数学的に実践するには、
非常に重要なものですので、
機械割(出玉率)について、
きちんと理解しておきましょう。
「機械割(出玉率)」は設定毎の出玉の払出率
機械割(出玉率)とは、
各設定で、どれだけの
出玉が見込めるかを示した数値です。
機械割100%というのは、
投資枚数と、払い出し枚数が同じ。
要は、プラマイ0って事です。
メーカーから
発表されている機械割というのは、
「設定ごとに、何万、何十万回転」
といった、とてつもなく多くの実践データから
算出された数値です。
多くの機種では、
すべての小役を獲得した
「フル攻略」のものを、
機械割(出玉率)として
発表しているので、
目押しが不十分で、
小役を取りこぼした場合は、
払い出し枚数が減るため、
機械割(出玉率)も、
下がってしまう事になります。
台に座った時点で勝ち負けが決まっている？
ここで、具体的な機種の、
機械割(出玉率)を見ていきましょう。
ジャグラーシリーズの
『マイジャグラー4』
の、機械割(出玉率)は、
チェリーや、ベルなどの、
小役をすべて獲得した
フル攻略での数値で、
設定1で95.7%、
設定6で109.4%です。
機械割(出玉率)が、
100%を越えるのは、
設定4の102.8%からです。
AT機でも見ていきましょう。
すでに撤去されてしまいましたが、
「ミリオンゴッド 神々の凱旋」
の、機械割(出玉率)は、
設定1で98.3%、
設定6で119.6%でした。
機械割(出玉率)が、
100%を越えるのは、
設定3からで102.0%でした。
このように、
機械割(出玉率)の数値上では、
低設定の台は、やればやるほど、
負ける可能性が高くなるのです。
もちろん、
機械割(出玉率)が低くても、
大当たりになるタイミング次第で、
プラスになる事もあります。
ですが、いつかは、
大きなハマりや、
小さめなハマりが連続で来たりして、
出玉の帳尻を合わせるような展開
になる可能性が高いのです。
ついさっきまで、
右肩上がりで、出玉が増えていたのに、
いきなりハマって、
せっかく獲得していた出玉を、
大量に飲まれた経験はありませんか？
ひょっとしたらそれは、
台が、本来の出玉になるよう、帳尻合わせに
動いているからかもしれないのです。
機械割(出玉率)を基にした実践方法は？
機械割(出玉率)を考慮した
代表的な実践方法としては、
『開店から閉店まで実践』でしょう。
高設定の台であれば、理論上は、
打てば、打つほど、勝ち額が増えるので、
回転数に応じた期待差枚数を
目指して、ひたすら回します。
途中、ハマったとしても、
それは、想定の範囲内です。
機械割(出玉率)から算出した
予想払い出し枚数を
『期待値』と言ったりします。
マイジャグラー4の
設定6の台を、7,000回転させると、
だいたい1,000枚前後の
プラスになる計算になります。
この1,000枚程度というのが
期待値です。
機械割(出玉率)は、
パチスロ実践を、
単なるギャンブルではなく、
確率にのっとったものに
するために大事な数値です。
高設定と思われる台に座った時は、
期待値を目指して、ぶん回しましょう。
もしも、読みが外れて、
低設定の台に座ってしまった時は、
機械割(出玉率)から、
回転数に対する期待値をはじき出し、
期待値を上回っている時には、
勝っているうちにやめる
という選択も、アリです。
あなたのお気に入りの台の
機械割(出玉率)を
しっかりと覚えておくことで、
勝率や、勝ち額が、増えていくはずです。
