パチスロ台の
細かいスペックを確認する際、
解析情報というものが役立ちます。
スロッターにとって、
非常に重要な情報なのですが、
この解析情報は、
誰が調べているのか?
また、正確な情報なのか?
非常に気になるところです。
詳しく、解説します。
新台導入時はデータがあいまい
コンビニや、書店に行くと、
たくさんのパチスロ攻略系雑誌が
棚に置かれています。
パチスロ攻略系雑誌については、下記の記事もご覧ください
人気機種はもちろん、
導入したばかりの最新機種についても
ある程度の解析情報が
掲載されているわけですが、
攻略雑誌によって、
そのデータが違っていたり、
あいまいな場合もあります。
それは、該当機種の
販売メーカーが発表した
公式情報ではなく、
攻略雑誌の編集者さんや、
専属のライターさんたちが、
実践したデータを基に、
作成されているものだからです。
編集者さんや、ライターさんが
実践のみで、積み上げているデータは、
その機種のすべてを
網羅できる訳ではありません。
また、媒体によって、
それぞれ違う条件で実践しているため、
データの精度が、ブレてしまうのです。
ですが、最速解析という謳い文句で、
早く公開したいがために、
あいまいで、確実性の無いデータでも
掲載してしまう傾向があるのです。
メーカーの公式HPは基本的なことだけ
確実性に欠けるというのであれば、
やはり、メーカーの公式ホームページに
正確な情報が発表されているではないか?
と、考えるのは当然で、
販売元の、公式ホームページを
確認してみた事がある方も多いはず。
ですが、販売元の、公式ホームページでは、
設定差による、大当たりの確率差や、
機械割について、公表されているだけです。
例えば、4号機時代に人気だった
『ミリオンゴッド 神々の凱旋』
のホームページでは、
リーチ目や、画面の変化による
大当たり示唆の内容、
台のモードが大当りしやすいかなど、
状態がわかる液晶数字の並び方などが
紹介してありましたが、
天井といわれる回転数や、
設定差による大当たりが出る確率の違い、
ループと呼ばれる大当たりの後に、
再度大当たりになる確率など、
細かいデータは紹介されていませんでした。
パチスロメーカーの公式ホームページは
基本的な情報がほとんどであり、
実践する側からすると、
かなり物足りなく感じる内容なのです。
かつては、やりたい放題だった
昔の店舗の様子なども見れますが、
開店前は、現在のように抽選をしたり、
きちんと整列されていることは無く、
扉の前に、人がごった返している状態。
開店と同時に、一気に、人がなだれ込み、
入口の自動ドアが、人の勢いで、
はずれてしまうほどでした。
その時に、
パチンコ攻略本の編集部の様子が
紹介されていました。
まず、導入されて間もなくの
実機が用意されて、
実践をしながらデータを記録。
それと同時に、
台に組み込まれているROMといわれる
記憶、集積回路を取り出し、
データを解析していたのです。
医療でいったら、
投薬などの実験をしつつ、
解剖もやってしまうような
「やりたい放題」な状態でした。
ですが、最近は、ROMの解析が
知的財産の保有、保護に反するという観点から、
メーカー側より禁止されるようになりました。
そして、ROMの中の情報も
暗号化されていて
簡単には、解析できなくなっています。
そのため、
攻略雑誌の編集者やライターたちは
実践に頼らざるを得なくなったのです。
また、実機を用意するにしても、
中古でも、100万円を越えてしまう事があるのに、
導入したての新品を用意するのは、
コストがかかりすぎてしまうのでないか?
ROMの解析NGと、
大きなコストがかかる実機購入。
主に、これらが要因で、
現在は、攻略雑誌の解析情報に、
独自性や、スピード感が失われていて、
媒体によっては、独自の解析も、
やらなくなっているのです。
では、攻略雑誌に載っている解析情報は、
誰によるものなのでしょうか?
じつは、メーカーが、小出しに情報を流している
パチスロの解析情報を
一番詳しく提供しているのは、
パチスロメーカーだと言われています。
一説によると、
攻略雑誌の出版社のメインの広告主が、
パチスロメーカーのため、
解析情報の公表に、制限ができていて、
小出しにせざるを得ないようです。
もし、メーカーの要望に応えられなければ、
雑誌が終わりを迎えてしまうかも・・・。
ですが、開発したメーカーの情報ですから、
内容に信憑性が高く、
実践の役に立っていることは間違いありません。
今や、パチスロの解析情報は
攻略雑誌などによる独自性は失われ、
メーカー側が提供するようになっています。
そのため、どの攻略雑誌をみても
同じような内容になってしまうのは、
いささか仕方のないことに思えます。
とはいえ、実践する側にとっては、
誰が、解析情報を提供していたとしても、
その情報が確実である方が大事ですよね?
提供された解析情報を、しっかりと読み解き、
勝てる実践戦略を、立てていきましょう。
ショールームの試打でレクチャーを受ける事も
基本的に、メーカーから受け取って、
それを公表していると思ってよさそうです。
公式ホームページで出さないのも、
いわば、雑誌媒体などに配慮してのこと。
もし、配慮もせず、スペックは、
こんな感じですと出してしまえば、
雑誌の意味がなくなります。
こうした解析情報は、
新台の試打の現場(ショールーム)でも、
ライターなどにレクチャーされます。
さすがに、ボーナス合算確率などを
事細かに教えてもらえませんが、
演出などが、大まかに教えられます。
このモードに入れば、
上乗せ期待が高まる、
フリーズの恩恵は、
こんなものなど、様々です。
それが、どれくらいの
確率で入るのかなど、
そこが、解析情報の範囲と言えます。
試打の段階では、あくまでも、
ざっくりとした情報が伝えられます。
そして、実践などを経て、
より、詳細な、解析情報が出てきます。
メーカーとしても、
この台が、いかにすごいかを
分かってほしいわけです。
そのためにも、
教えられるものは教えたい、
普通は、そう考えます。
試し打ちの現場という
意味合いだけではないことを
理解しておきましょう。
一般人でも解析しようと思えばできる?
データ取りという仕事があります。
1日13時間、場合によっては、
1週間かけて、ひたすら同じ台を
打ち続けるというものです。
多い時で1万回、それを1週間も回せば、
それなりのデータは抽出できます。
そんなこと、
プロにしかできないでしょ・・・
そう思われた方が
多いのではないでしょうか?
実は、素人でも、
なんと自宅で簡単に
解析することが可能です。
それは、パチスロの
実機アプリを活用し、
調べていくというものです。
パチスロの実機アプリについては、下記の記事もご覧ください
課金さえすれば、
強制的に、フリーズ演出を
出すことも出来ます。
ただひたすら回し続け、
寝ている間もずっと回せば、
それなりのデータが取れます。
実機を、
完全に再現しているわけですから、
データも確かです。
解析しようと思えば、
いくらでも出来て、それを活用できる、
そんな便利な時代を迎えています。
ただ、楽しみ度合いは低く、
徐々に、飽きが出てきて、
解析情報を得るのが
どれほど大変かを理解できます。
ライターは、身も、心も、
ボロボロになりながら、
ひたすら打ち続けているのです。
パチスロライターが、
1つの台に詳しくなるのは当然ですね。
まとめ
昔のパチスロ台は、シンプルであり、
解析情報といっても、
リーチ目の種類などが
公開されているくらいでした。
攻略雑誌では、
出玉につながる情報は無いか?
と、実践を重ね、様々な手法を考案します。
ある種、メーカーと、雑誌が、
バチバチだった時代の解析情報と、
今の解析情報は、事情が異なります。
リプレイはずしが、
1つの演出として当たり前のように
組み込まれる。
リプレイ外しについては、下記の記事もご覧ください
そして、誰でも簡単に、
実機アプリを手に入れ、
詳細なデータが得られる時代です。
解析情報の必要性は、
変わらないにしても、
誰が調べるかという部分は
かなり変わったのです。
個人ブログであっても、
簡単に、解析情報を掲載できる
時代を迎えています。
こうなると、個人ブログだけで
判断する人が出てきても、
不思議ではありません。
とはいえ、今でも、
攻略雑誌が、より確実であり、
速報性もあります。
解析情報1つとっても、
時代の移り変わりを感じさせますね。