パチンコと、パチスロの、
大きな違いの1つが、天井の有無です。
パチンコには、天井がありませんが、
パチスロは、規定の回数数に到達すれば、
強制的に当たるものがあります。
それが天井です。
ただし、すべてのパチスロ機種で、
天井機能があるわけではありません。
Aタイプと言われる機種に関しては、
天井が存在しないのです。
Aタイプについては、下記の記事もご覧ください
Aタイプの機種には、なぜ天井が無いのか?
そのあたりをまとめました。
天井の成り立ちから考える
存在していたわけではありません。
パチスロの創成期は、
吸い込み方式というやり方が主流でした。
吸い込み方式については、下記の記事もご覧ください
一定のメダル枚数が投入されれば、
ボーナスに当選するというものです。
これが天井のルーツなのですが、
完全確率方式になってからは、
一旦、姿を消しました。
その後、しばらくして、パチスロ業界では、
裏モノが幅を利かせるようになります。
裏モノが全盛だった4号機の時代、
天井を搭載した機種が、再び現れました。
裏モノは、小役が揃いにくく、
極端にコイン持ちが悪いことで有名でした。
その救済措置の1つとして、天井が搭載され、
それが、4号機に合流したのです。
大量獲得が期待できる機種の中には、
天井に到達した事をきっかけに、
とんでもない出玉が出始めるものも。
本来の目的は救済措置でしたが、
4号機時代には、
出玉爆発の契機となった事も。
ボーナス確率と機械割の関係
これまでの天井の仕組みではダメ
と、新たな規制が入りました。
あくまでも、救済措置として、
天井をもうける事。
新たな規制に対応した仕組みが、
天井RTだったのです。
一定の回転数を超えたら(ハマったら)、
リプレイタイムに突入し、
高確率でリプレイが揃い続けるという仕様です。
リプレイが揃いまくる事で、
出玉を減らす事なく、当たりを目指せて、
なおかつ、メダルが微増していく形です。
これなら、救済措置としては充分、
と思われたのですが、問題が発生します。
それが、ボーナス確率の悪化問題です。
天井RTは、結果的に、機械割も悪くなり、
救済措置ではあるものの、
トータルでの出玉につながらない事に。
逆に、Aタイプといわれる機種は、
そのような救済措置は無いものの、
ある程度、まとまった出玉が約束されます。
イメージとしては、
リプレイタイムに使うメダルを削って、
ボーナスに回すようなもの。
それゆえ、Aタイプには、
天井が、搭載されていないのです。
オカルトに要注意
理論上、2,000回転でも、3,000回転でも
当たらない時は当たらないという事です。
「大当たり確率的に、そろそろ当たる」
そう思って回し続けても、
当たらない時は、当たりません。
中には、ジャグラーや、ハナハナにも、
実は、天井があると言い出す人も。
そのような話は、真実ではなく、
完全なオカルトです。
パチスロは、確率で完全に制御されており、
常に、一定の確率で、抽選が行われています。
もちろん、確率にはゆらぎがあり、
数ゲーム間に、大当たりを、
連発させる事もあります。
パチスロで起こる事象は、
すべて、単なる偶然の積み重ね
そう考えるのが、正しいでしょう。
ジャグラーなどは、
天井が無い分、どこまで追うのか?
その見極めが大切です。
1回の大当たりで、
せいぜい、200〜300枚程度しか出ないからこそ、
自分で自分の身を守る事が求められます。