パチスロを始めた人の中には、
「よく聞くけど、それどういう意味?」
という言葉が、たくさんあると思います。
その1つが、設定でしょう。
店全体の売り上げをコントロールする為に、
欠かせない存在なのが『設定』ですが、
なぜ、設定というものが必要なのか?
この点について、詳しく解説します。
勝てる台と、負ける台を分けるため
パチンコの場合は、釘を調整することで、
出玉の量を調整しています。
ただ、パチスロには、
パチンコにおける
釘のようなものがありません。
とはいえ、パチスロでも、
出る台、出ない台を
用意する必要があります。
全台が出る台(客がプラスの台)では、
店の経営が成り立たないので、
(客が)負ける可能性が高い台も
一定数、必要なわけです。
パチスロでは、設定を用いる事で、
こちらは勝てる(可能性が高い)台、
こちらは負ける(可能性が高い)台と、
分ける事が出来るのです。
同じ機種でも、設定が違う事で、
勝てる台と、負ける台が出るのは、
この、設定のためです。
もちろん、
確率には、ゆらぎがあるので、
設定に関係なく、勝つときは勝ち、
負けるときは負けるのも、
パチスロと言えます。
設定は何段階あるの?
パチスロの設定は、
時代によって、様々でしたが、
基本的には6段階です。
設定1が、一番厳しく(負けやすい)、
設定6が、一番甘い(勝ちやすい)。
ただし、店にもよりますが、
設定6の台は、ほとんど無く、
良くても、設定4〜5くらいが多いです。
設定が良い台は、打ち続ければ、
高確率で、勝てる(可能性が高い)台なので、
店舗側は、赤字覚悟なわけです。
また、最高設定の6ではなく、
設定4や5でも、それなりに出るので、
お客さんは、設定6と感じる事も。
それゆえ、設定4を数台で充分、
他は、ほとんど設定1でいいだろう
というお店も、たくさんあります。
設定6の台は、ある程度回せば、
明らかに、雰囲気が違うものです。
演出で設定が分かる
多くの機種では、実践した際に、
この台は設定がいくつなのか?
が、何となく分かるようになっています。
機種にもよりますが、
ボーナスの終了画面に、
設定を示唆する演出が出てきたり、
こうなったら、高設定という
設定示唆演出があるためです。
よくあるのは、
奇数設定示唆と、偶数設定示唆です。
設定1、3、5なのか、
設定2、4、6なのか、
どちらかが分かる機種は多いです。
スロッターからすると、
熱くなれるのは、偶数設定示唆です。
その後の演出で、
設定2が否定されれば、
『高設定』とか『上』などと言われる
設定4か、設定6ということになります。
奇数設定示唆だと、
設定1が否定されたとしても、
設定3の可能性があるので微妙です。
また、奇数設定示唆が出ると、
最高設定の6ではないということが、
確定してしまうからです。
また、これらの演出は、
この設定では出ないという
否定示唆もあります。
これらを組み合わせて、
おおよその設定を、判断していきます。
また、小役の出現率で判断したり、
設定差がある演出をチェックしたり、
こういった設定判別方法が一般的です。
設定示唆の演出を逆に利用するケースとは
設定示唆の演出を見て、
設定いくつかを判断(予測)する。
パチスロで勝つには重要なことです。
しかし、設定示唆だけで、
高設定かどうかを判断するのは、
危険とも言われています。
例えば、偶数設定示唆があれば、
設定2か、設定4、
もしくは最高設定の設定6ということになり、
期待が膨らみます。
最低設定(設定1)ではないという安心感、
もしかすると、設定4か設定6かも
という期待感をそれだけで得られます。
でも、設定2であれば、
負ける可能性が高いのです。
設定1よりは、確かに良いですが、
設定2であれば、機械割100%を割る
機種がほとんどだからです。
機械割については、下記の記事もご覧ください
つまり、設定1よりはマシだけど、
負けやすい台に変わりはないわけです。
このため、店舗によっては、
設定2を多用するところも多いようです。
設定示唆の演出だけで、
台の、良し悪しを判断するのは、
少しばかり危険とも言えるでしょう。
ネットでチェックしながら実践しよう
ネットでは、この演出が出たら設定いくつ
と、教えてくれるサイトがたくさんあります。
それをスマホで、確認しつつ実践すれば、
初心者の方であっても、
設定を推測できます。
他にも、やめる際は、
少なくとも、このゲームまでは回そう
などの情報も、掲載されています。
それらをチェックしつつ実践する事で、
絶妙なタイミングでやめられます。
自分が実践している台の
設定がいくつなのかを探りながら
やるのが、パチスロの醍醐味です。
もし、設定6だと分かれば、
あとは、自分のヒキとの闘いです。
絶好のチャンスを、生かすも、殺すも、
己のヒキ次第という事になります。
勝ち勝ちくんで設定判別
もし、設定を判別したいのであれば、
小役をカウントし、その出現確率で、
設定を推測するのが1つの方法です。
小役については、下記の記事もご覧ください
勝ち勝ちくんなどと呼ばれ、
チェリーや、ベル、スイカなどの
小役出現数を数えることができる、
キーホルダーのような物があります。
スロプロなど、パチスロ上級者は、
必ずと言っていいほど、これを持っていて、
小役の出現数をカウントしています。
設定差のある小役をカウントすることで、
おおよその設定が、分かるからです。
これに、設定示唆演出などを加味すれば、
より、高精度な設定判別が
行えるようになるというわけです。
機種によっては、スマホと連動させて、
小役のカウントができる機種も。
主に、ユニバーサル系の機種で、
強チェリーや、弱チェリーなどの回数を
カウントしてくれます。
カチカチ君以外にも、スマホアプリで、
小役をカウントできるものも登場しており、
自分に合ったものを使っていけば大丈夫です。
あとは、スロッター自らが、
マメに、カウントが行える人かどうか、
そこにかかっています。
設定判別をしたい人は、
小役カウントグッズがあった方が良いでしょう。
なお、店舗によっては、
小役カウンターの使用を
禁止しているところもあるので、
そのあたりは、注意が必要です。
設定が入りやすいのはジャグラー?
ここまで、設定について、
様々なことを書いてきましたが、
問題は、どんな機種に
高設定が入りやすいか?ということです。
最初に、結論を書くと、
それは、ジャグラーシリーズです。
例えば、爆裂機種(機械割の高い台)で、
設定6を多用すると、
誰もが、数千枚を出すような状態になります。
これでは、店舗としては、商売にならないので、
たいていは、低設定にしてあり、
一部のみ、設定を甘くしている程度です。
しかし、ジャグラーの場合は、
すべての台が、設定1という店舗は、
かなり少ないようです。
ジャグラーの設定1は、機械割が悪く、
お客さんが、長い時間、実践してくれません。
そのため、全台設定1にしている
店舗の方が少なく、そんな店舗を
探す方が大変なくらいです。
また、設定6にしたとしても、
爆裂機(機械割が高い台)と比べると、
そこまで爆発的な出玉にもなりません。
そのため、高設定が入りやすく、
ジャグラーは、1日かけて勝負を行うような台として
認知されています。
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