あなたも、確率論という言葉を、
聞いた事があるはずです。
100分の1の確率なら、
100回やれば、1回は当たる
といった話です。
それゆえ、確率論を勉強すれば、
パチスロでも勝てるのでは?
そう考える方も多いです。
確率論の勉強をすれば、
本当に、パチスロで勝てるのか?
詳しく、解説します。
確率論っていったい何なの?
サイコロを使う博打で、
奇数か、偶数を当てる
丁半博打というものがあります。
サイコロ1個だけで、
丁半をやった場合、
奇数も、偶数も、2分の1の確率です。
もし、奇数が続いた場合、
次こそは偶数だろうと考え、
そちらに賭けようする人が多いのですが、
確率は、常に2分の1なのに、
続けて同じものが出る場合も多々あります。
また、2分の1の確率だから、
10回行って、5回ずつ、
奇数と偶数が出ると
思い込んでいる人も多いです。
ただ、実際は、極端な結果が出る事も、
十分に考えられますし、
5回ずつにはならないことが多いです。
ただ、試行回数を増やせば、
確実に、2分の1に近づいていきます。
これを大数の法則と言い、
試行回数が、多ければ、多いほど、
定められた確率に収束していくのです。
パチスロに応用する意味はある?
試行回数、パチスロで言えば、
回転数を、増やせば、増やすほど、
確率に収束するようになります。
正確には、
誤差の範囲に収まりやすくなる
というものなので、
確率どおりに収まらない
というケースもあります。
こうした確率論を、
パチスロに応用したいところですが、
現実的には、非常に難しいです。
なぜなら、1日で回せる回転数は、
たかが知れており、確率の収束を
体験できない事が多いからです。
同じ機種で、1か月打ち続けて、
データを取り続ければ
収束を体験できるかもしれません。
しかし、設定が6段階ある中で、
日によって、設定も異なります。
それゆえ、
確率の収束を体感するのは、
ほぼ無理と言えます。
Aタイプの機種を打つ人には、
数千回転回して、
ビッグとレギュラーの回数で
設定を判断する人もいます。
でも、ヒキが良かっただけという事もあり、
それだけで判断することは難しいです。
誤差の範囲が収支につながる
数学的な話で言うと、
確率分母の100倍以上の試行で、
95%以上の確率で、
誤差±10%〜20%に収まります。
大当たり確率が300分の1の台であれば、
3万回転させて、ようやく、
誤差±10〜20%に到達するという事です。
大当たり100回だと仮定すると、
誤差±20%という事は、
大当たり回数は80回〜120回です。
誤差の範囲内に収まったわけですが、
大当たり40回の差は大きいです。
これでは、収束したと思えませんが、
これで収束の範囲内なのです。
パチスロは、終日、必死に回して、
1万回転ほどが限界ですから、
その誤差はもっと広がります。
1日に何回転回せるか?については、下記の記事もご覧ください
なので、確率論を勉強したとしても、
パチスロの勝ち負けの、
コントロールは難しいです。
誤差が30%〜40%になれば、
もはや、その日のヒキの問題であり、
確率論は、関係ありません。
ただ、確率論を勉強することで、
変なオカルトに
興味を示さなくなる事につながるので、
勉強しないよりはした方が良い
と、言えるかもしれません。
世の中で起こる事の確率を
面白く書かれた書籍があります。
興味のある方は、ぜひ。