パチスロを実践している時に、
レバーや、ボタンの調子が悪い事が、
時々あります。
店員さんを呼んで、
直してくださいと頼んだのに、
「それは出来ないんです・・・」
と、言われた経験は無いでしょうか？
詳しく、解説します。
風営法で定められている変更の承認
実は、風営法で、
遊技機の増設や、交換などをする場合、
あらかじめ、公安委員会の承認を
受けなければならないと定められています。
パチスロ台の設置、
もしくは入れ替えをする際は、
必ず公安委員会で
承認を受けないといけませんし、
パチスロ台の部品を交換する場合も
公安委員会の承認が必要なのです。
もし、勝手に変更をしてしまうと、
無承認変更ということで違反です。
風営法違反となれば、
公安委員会から行政処分が下されます。
この行政処分には、
営業許可の取り消し、営業停止などがあり、
某店舗では、
承認を得ず、部品を交換した事で、
60日の営業停止になった事例も。
たった1台のレバーを交換しただけで、
営業停止になる可能性もあるので、
当然、お店側は交換しようとしません。
もし、そのことで、
お客さんが怒って二度と来なくなったとしても、
失うレベルが全く違うのです。
また、何度も繰り返すと、
さらに営業停止の期間は伸びます。
それだけ、風営法はナイーブであり、
そのルールの中で、運営が行われています。
カチモリ風営法については、下記の記事もご覧ください
稼働停止台のほとんどは部品交換ができないから
パチスロ店内で、
稼働停止になっている台を
見かけた事があるはずです。
前述したとおり、
承認を得ていない、部品の交換はNGなので、
もし、台に、不具合があった場合は、
すぐに稼働を停止し、
お客さんに事情を説明し、謝って、
別の台に移ってもらうのが基本です。
最近は、動画などで、
簡単に証拠を残されるので、
部品を交換するといった
危ない橋は、渡れないのです。
また、変更の承認には、
1週間以上かかることもあります。
次の新台入れ替えまで、
稼働停止状態で放置する店舗も、
少なくありません。
申請手数料だけで、
それなりにお金がかかりますし、
それだけ手間もかかるので、
稼働停止にしているというわけです。
故障に巻き込まれたら諦めるしかない
GODを引いて、
10万円負けている状況から脱却するぞ！
と思った矢先に、レバーに不具合。
レバーの調子が悪く、
なかなか消化できない。
もし、こんな状況になったら、
どうなるか、分かりますか？
我慢して、そのまま続けるか、
その台は捨てなければならず、
どんな大チャンスであっても、
無駄になってしまう可能性もあります。
店側の落ち度なんだから出玉を補償をしろ！
と思う人もいるでしょうが、
実際のところ、それもできません。
風営法で、大当たりやART中の
出玉補償は行えない事になっているからです。
明らかに、店側に落ち度があっても、
諦めなければなりません。
中には、店側の判断で、
何かしらの補償をするケースもあるようですが、
基本的には無いものと思うしかありません。
ボーナス中以外の場面で
台の不具合を感じたら、
故障のリスクを考えて席を立つか、
店舗スタッフに伝えましょう。
営業中には、直してもらえません。
