スロッターの中には、
「設定6をツモった!」
「高設定台をツモった!」
といった言い方をする人がいます。
パチスロ初心者の方からすれば、
いったい何の事だか、
さっぱり分からないでしょう。
そもそも「ツモった」という言葉は、
麻雀用語であり、パチスロから
生まれた言葉ではありません。
パチスロで使われる言葉には、
麻雀用語が多いのです。
今回は、ツモったの意味や、
パチスロで使われる
麻雀用語について解説します。
『ツモ』は麻雀用語
『ツモ』は、麻雀をやる人なら、
誰もが、知っている言葉です。
麻雀をする際、
卓上にある牌(はい)をつかんで、
自分のところに持っていきます。
この行為が、ツモであり、
パチスロにおいての「ツモる」は、
設定の良い台をつかむことを意味します。
麻雀で、役を完成させ、
上がりとなった場合、
自分が当たり牌をつかんだら
それをツモと言います。
これが転じた形となって、
高設定をツモる、設定6をツモる
などの言葉が生まれたのです。
余談ですが、麻雀初心者の方には、
この本がおすすめです。
意外と多いパチスロで使われる麻雀用語
同じ図柄が2つ並んだ時に、
「テンパイ」「テンパった」
と言う人がいます。
テンパイとは、麻雀で言うところの
役を完成させる一歩手前の状態を指します。
あと1つ揃えば当たりという意味で用いられ、
パチンコや、パチスロでも使われています。
リーチは、
テンパイであることを宣言するもので、
意味合いは、テンパイと変わりません。
連チャンという言葉も、
パチンコ、パチスロで、よく使いますが、
こちらも、実は、麻雀用語です。
麻雀には、親番があり、
自分で上がることができれば、
何度も親番として遊べ、
点数を大量獲得できるチャンスを
つかみ続けます。
親番が続く状態を連チャンといい、
何度も当たりが続くという意味合いで
パチンコ、パチスロでも使われているのです。
最後に、全ツッパですが、
麻雀での意味は、
その場に、リーチをした人がいても
お構いなく、上がりを目指すやり方です。
少々の危険を省みず、
どんどん攻めていく状態ですが、
パチスロでは、勝ち負けに関係なく、
最後まで打ち続ける状態を指します。
たとえ、負けていても、
閉店まで打ち切ることを意味します。
このように、麻雀用語は、
パチスロにおいても、
頻繁に使われています。
ツモるはいつからパチスロで使われるようになった?
パチスロ自体、30年以上の歴史がありますが、
その中で、ツモるという言葉が
使われるようになったのは、
設定が大きな鍵を握るようになった
4号機時代からと言われています。
昔のパチスロは、若者の遊びであり、
手軽にできる、ギャンブルの1つでした。
また、麻雀も、
手軽にできる遊びだったので、
自然と、麻雀用語が、
持ち込まれるようになりました。
隠語的に、呼んでいたものが、
いつの間にか定着した形です。
この手の言葉は、
パチスロの攻略本などで用いられ、
一気に、全国区になった可能性も考えられます。
その一方、最近の若い人は、
麻雀をやらない人も多いため、
ツモるという言葉が、
今後も使われる可能性が、
高いとは言えません。
高設定をツモると言っても、
何のことだかわからないと、
疑問に感じる世代が
出てきてもおかしくないからです。