パチスロ台において、
絶対に欠かせないのが
設定の存在です。
設定1か、設定6かで、
大きな差が出るからです。
そんな中、ある一部の機種で、
設定6より上の、設定Hがある事を
ご存知でしょうか?
また、設定H以外にも、
設定6より上の設定が・・・。
そもそも、設定6より上の、
設定Hが使われる事はあるのか?
詳しく、解説します。
6段階の設定を減らす動きから
昔は、パチンコでも、
設定付きの台が一般的でしたが、
設定付きパチンコ台は徐々に減り、
一時期、見かけなくなりました。
しかし、時を経て、ここ最近、
設定付きのパチンコ台が、
再登場しています。
パチスロは、昔から設定によって、
出玉調整されていますが、
パチンコの出玉調整は、
ここ何十年も、基本的に、
釘で調整されてきました。
実は、設定が、1段階しか無かった
パチスロ台もあったのですが、
出玉のコントロールが不可能。
そのため、いくつかの設定を設け、
現在では、6段階に落ち着いています。
しかし、5号機の時代には、
設定の幅を減らす方向に
シフトしていた流れもあり、
設定が、
2段階、4段階の機種も登場。
特に、積極的だったのが、
アルゼというメーカーで、
現在のユニバーサルです。
アルゼ、ユニバーサルについては、下記の記事もご覧ください
5号機が登場し始めた時期、
アルゼは、設定1と、設定6、
この2段階にすると発表したのです。
ただ、設定6の機械割が低かった事もあり、
アルゼは、ユーザーからの支持を失います。
そんな中で登場したのが設定Hだったのですが、
これは、アルゼ独自の設定でした。
2段階しかないのは店舗も大変だった
その2つしかないというのは、
店舗側からすれば、調整が厳しいです。
それは、出すか、出さないか、
明確に示す事になるからです。
それでいて、設定6でも、
機械割が低いとなれば、
やりにくいこと、この上ありません。
ただでさえ、
初期の5号機の評判は悪く、
少し前まで、
爆裂機(4号機)を打っていた側からすれば、
5号機の設定6は、
物足りなかったのです。
それが、設定1と分かれば、
ずっと座ってられません。
また、設定が2段階しか無いので、
少しの実践による、台の挙動で、
設定が分かってしまうケースも。
設定を2段階にするという、
アルゼの画期的な試みが失敗に終わったのは、
いわば当然だったとも言えます。
設定Hの威力はどんなものだった?
両方からの不満が広がったため、
2段階⇒3段階⇒4段階と、
アルゼは、徐々に6段階へ戻していきます。
その中で、設定1、設定4、設定6に、
設定Hが加わります。
設定Hといっても、当時は、
そこまでの機械割ではありませんでした。
ちなみに、数年前に登場した6号機にも
設定Hが、存在しています。
HANABIの後継機である
『HANABI通』の設定Hの威力は
凄まじいものがあります。
一番分かりやすいのがコイン持ちで、
通常は、メダル50枚で、
だいたい34ゲーム程度、
回すことが出来ます。
ところが、『HANABI通』の設定Hは、
50枚で7,728ゲームも回る仕様でした。
パチスロは、一生懸命回しても、
1日で1万回転いくか、いかないかなので、
もし、設定Hの台を掴めた場合、
最初の、投資1,000円で、
1日中、実践できる仕様です。
その代わり、ビッグボーナスや、
レギュラーボーナスの
当選確率が著しく低い仕様でした。
その他の設定であれば、
ボーナス当選確率が1/140〜1/170で、
設定Hは、ボーナス当選確率が1/630.2
明らかに、当たりにくいのですが、
リプレイなどが、極端に揃いやすい仕様なので、
コイン持ちが異常に良いのです。
機械割自体は、設定6と変わらず、
コイン持ちが良いだけ、
それが、設定Hです。
設定判別はめちゃくちゃ簡単なので、
当初は、話題にもなりましたが、
実践者にとっては、正直、面白くない仕様で、
店側も、利益が全く出ません。
その結果・・・
HANABI通の設定Hは厳しい
HANABI通の、設定H。
設定Hを使う店舗は、
少ないのではないか?と言われていました。
ところが、導入当初は、
面白がって使う店舗も、結構あったようです。
そのため、実際に、
設定Hを打ったというスロッターも存在しました。
また、データなどで、
設定Hの台が、どのように推移しているか、
詳しく、調べた人もたくさん居ます。
結論から言えば、思ったような、
素晴らしいスペックではなかったという事。
投資が抑えられるという点は、
スロッターからすれば良い事でしたが、
ボーナス確率が異常に低く、
1,000回転ハマリは当たり前、
2,000回転ハマリも覚悟しないといけませんでした。
普通なら、捨てたくなりますが、
設定Hをつかんでいる事は明らかなのです。
捨てたくても、捨てられず、
修行のように回し続けるしかない・・・。
せっかく、趣味として、
パチスロを楽しんでいるのに、
設定Hは、逆に苦痛だった・・・
なんて意見も多かった。
HANABI通の設定Hがどういうものなのか?
この理解が無い人には、厳しい機種でした。
設定H以外にもあった?
ユニバーサルでも引き継がれています。
一方、別のメーカーでは、
設定H以外のものを使用していました。
例えば、
山佐や、SANKYOであれば、最高設定が4、
ネットは、設定7などです。
設定6の上なので、設定7など、
考え方は、メーカーによって、
違いがありました。
また、多くのメーカーは、
4段階にしていても、
一番上は、設定6とするなど、
メーカーによってマチマチでした。
出玉や、プレミア感を出すために
用意された設定6以上のもの。
当初は、これらに、
一定の価値がありましたが、
現在は、あくまでも、おまけ感覚です。
令和の時代に入り、
設定6以上のものが、
生き残れるのか注目です。
今後、設定Hは増えていく?
注目を集めることになった設定H。
注目は、今後、別の台でも、
設定Hが増えていくのか?ということ。
HANABI通は、
ユニバーサル系の台なので、
続編が期待される、
ミリオンゴッド、まどマギ、
バジリスクシリーズなどで、
使われるかどうか。
もし、使われた場合、
どんな感じになるのか?
と、楽しみな人も多いでしょう。
予想するとすれば、
HANABIや、バーサスといった、
RT機能がついた台などに、
限定される可能性もあるでしょう。
これらは、技術介入で、
メダルを増やしたいスロッター向けの機種です。
ゴッドや、まどマギなどは、
どちらかといえば演出目当てであり、
一発に賭ける機種とも言えます。
6号機や、スマスロで作る場合、
純増10枚など、
かなり夢のある仕様にするのでは?
という噂もあります。
HANABI通の設定Hは、
コイン持ちを異常に良くして、
ボーナスを重くすればどうなるか?
という、ある意味、実験のようなもの
なのかもしれません。
今のところ、否定的な意見が多く、
同じような仕様の設定Hが、
今後も、登場する可能性は、低いです。
負ける事はなくても、
大きく勝てるわけではない。
そんな台に、
1日付き合えるか?と言われると、
よほど、根気強い人でないと
難しいかもしれません。
閉店間際になると、
設定Hが捨てられることが多いので、
それで試してみるのも良いでしょう。
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