パチスロを実践していて、
出玉が絶好調でも、急に失速したり、
出玉が絶不調でも、急に連チャンしたり。
確率は収束するといった事が、
よく言われていますが、
本当に、そうなのか?
詳しく、解説します。
確率は、確かに収束するが・・・
確率の収束という言葉の意味は、
試行回数を、増やせば、増やすほど、
その確率にどんどん近づいていく
というものです。
例えば、
確率100分の1の機種があったとして、
1,000回転させた場合、
確率の通りなら、10回当たるはずです。
しかし、実際には、
当たりが、9回や、11回だったり、
それ以上や、それ以下の事も。
これを、数学的観点では、
下記のような事が言えます。
試行回数が1万回の場合、
確率の前後10%に収束する確率は7割を超える。
試行回数が10万回の場合、
ほぼ100%、確率の前後10%に収束する。
たくさん回せば、回すほど、
確率が収束するのは、事実なのです。
ちなみに、確率について、
面白い書籍があります。
・雷に打たれる確率は1年間に851万3500分の1
・巨大隕石で死ぬ確率は3万2400分の1
・1%の確率のガチャ100回はずれは36.6%
・ドリームジャンボ宝くじ1等は1000万分の1
・ロト6で1等の確率は600万分の1
・競馬の3連単的中率は3360分の1
などなど・・・
ご興味のある方はぜひ。
1日では確率の収束を経験できないことが多い
試行回数を、増やせば、増やすほど、
確率通りになるという事は、
多くの人が理解できるはずです。
しかし、パチスロにおいて、
1日で回せる回転数は
プロでも9,000〜1万回程度です。
参考:
パチスロのウエイトは4.1秒なので、
1時間に回せる最大回転数は3600秒÷4.1秒=878回転
10時〜23時の13時間営業の店舗の場合、
878回転×13時間=1日の回転数上限は11,414回転
ウエイトについては、下記の記事もご覧ください
例えば、マイジャグラー4の場合、
設定6のBB確率は、1/240.9ですので、
終日打って、9,000回転させた場合、
確率どおりなら、BBは37回程度です。
試行回数が、1万回の場合、
確率の±10%になる確率が70%ですから、
BBの回数は34〜40回という事です。
9,000回転でBB34回だった場合、
BB確率は、1/264程度ですから、
ちょっと物足りない感じがしますが、
これも確率どおりって事なのです。
逆に言うと、30%の確率で、
それ以下もあり得るという事です。
確率の収束は、ある、ない!
という議論は、
こうしたことが要因です。
仮に、100万回転させて、
大当たり回数をカウントすれば、
確率の収束は経験できると言えますが、
実店舗では、設定変更もされるので、
毎日、同じ設定ではありません。
ですので、結論としては、
1日打ったくらいでは、
確率どおりにならない
という事なのです。
ゆえに、確率の収束など無いという
意見も出てくるのです。
あまり意識しないのが一番
それぞれの、実践者の感覚が違うのは、
大当たり確率への意識です。
パチンコには、
甘デジ、ライトミドル、マックス、
など、色々と確率が分けられていますが、
パチスロを実践する人にとって、
よほど初当たりが重い台以外ならば、
そこまで気にする必要はありません。
確率の収束を経験できるのは、
1日最大限回して、
2人に1人が経験できるかどうかレベル。
数百回転回すだけでは、
確率の収束など経験できません。
確率は、あくまでも目安にして、
挙動が良いかどうかを確認しましょう。
考えすぎて、良い台を逃すより、
ある程度の直感も、大切と言えます。