パチスロの体感機とは?

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本題に入る前に、興味深い動画を

パチンコ、パチスロにおいて、
簡単に当てられる方法は無いのか?
と、誰もが考えた事があるでしょう。

そんな中、違法な攻略法として
知られているのが体感機です。

大当たりのタイミングが分かる
とされる体感機ですが、
本当に効果があるのか?

どういう仕組みなのか?

詳しく、解説します。

目次

体感機が出回る前はメトロノームだった

パチスロの場合、
スタートレバーを叩いた瞬間に、

ボーナス、ハズレ、小役などの
抽選がされています。

その仕組みゆえ、
ゴト行為(不正行為)の対象に
なりやすいのです。

カチモリ

ゴト行為については、下記の記事もご覧ください

そんな体感機ですが、
1993年頃から登場し始めた
と言われています。

それ以前は、ゴト行為(不正行為)に、
メトロノームが使われており、

メトロノームのリズムに合わせて、
レバーを叩くという手法でした。

その手法は、イヤホンを使って、
メトロノームの一定のリズムを
聴きつつレバーを叩くやり方
だったため、

店舗内での、イヤホンの使用が
禁止という時代もありました。

その後、メトロノームのリズムを
振動で知らせる器具が登場したのですが、
これが、体感機の始まりです。

当初、大型だった体感機は、
どんどん、小型化され、

最終的には、靴の中に入れられる
サイズまで小さくなります。

他にも、
低周波を利用した体感機など、
様々なタイプが登場したのです。

なぜ体感機が有効なのか?

それには『乱数』というものが、
大きく関係しています。

パチスロ台の内部にある基板で、
当たり、ハズレ、小役当選、
それに関わる演出が選択されていますが、

もし、当たりのタイミングで、
レバーを叩く事が出来れば

100発100中で、
当たりを引く事が出来る
という仕組みなのです。

乱数について、
もう少し詳しく書いてみます。

私たちが日常使っている数字は、
10進法というものですが、

コンピューターの世界では、
基本的に、2進法なので、

パチスロ台の中にある基盤も、
2進法でプログラミングされています。

1990年代のパチスロは、
乱数の数が、16,384(2の14乗)でした。

乱数16,384のうち、68個が当たりなら、
当たり確率は、1/240.9となります。

昔の機種で、設定6の大当たり確率が
1/240.9だったのは、これが理由です。

カチモリ

パチスロの確率については、下記の記事もご覧ください

また、昔の機種は、
一定の周期で乱数が選択されていたので、

体感機を使って、
一度、当たりのタイミングを掴めば、

その後は、何度でも、好きなだけ、
当たりを引く事が出来たのです。

しかし、
現在のパチスロ台のほとんどは、

乱数の数が、65,536(2の16乗)で、
管理されていますし、

乱数の選択も、
ランダムになった
ので、

今のパチスロ台で、体感機を使っても、
当たりを引く事は不可能に近い
と、言われています。

また、乱数の数を増やした事で、
パチスロ台の演出の数も増やせました。

話がそれるので、割愛しますが、
その他にも、メリットがあるため、

今は、乱数の総数が、
65,536(2の16乗)なのです。

なお、豆知識として、
多くのAT機で、連チャンゾーンが
32ゲームまでなのは、
2の5乗が32という数字になるからで、

引き戻しが期待できるゲーム数が
256ゲームまでという台もありますが、
2の7乗が256という数字になるからです。

2の5乗が32
2の6乗が64
2の7乗が128
2の8乗が256
2の9乗が512
2の10乗が1,024
2の11乗が2,048
2の12乗が4,096
2の13乗が8,192
2の14乗が16,384
2の15乗が32,768
2の16乗が65,536

このような確率で、
プレミア演出などがあるのは、

パチスロ台の基板が、
2進法でプログラミングされている
という事が分かるはずです。

今も体感機のゴトは発生している?

2018年の1月、
ジャグラーでおなじみの北電子から、
体感機ゴトの、注意喚起がありました。

体感機と赤外線、
体感機と電磁波を併用したものを使用し、
誤作動を起こして、大当たりを狙うゴトです。

パネルの隙間に、
プラスチックの板を入れて、

さらに隙間を作ってから、
体感機と、赤外線のついた
金属板を入れる、

あとは、赤外線を、
センサーに当てることで、
誤作動を起こさせるというものです。

検査の関係で、手を加えられない
『みなし機』と呼ばれる台が、狙い撃ちされ、
実際に、被害も出ました。

パチスロは、レバーを叩く事で、
リールが回転しますが、

実は、赤外線や、電磁波を使えば、
レバーを叩かずに回せる
のです。

その不正を行なっている人間は、
リールが回り始めてから
スタートレバーを叩くふりをするので、
それで、見つかった人がいたのです。

体感機の歴史は、
ゴト師と、店舗の死闘とも言え、
いたちごっこの歴史でもあります。

なお、体感機の使用は窃盗罪
体感機の持ち込みは、建造物侵入罪の対象です。

また、体感機ゴト対策は、
かなり施されているため、

今の時代、体感機を使っても、
荒稼ぎできないと言われています。

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