パチンコ、パチスロ店では、
お菓子、ジュース、タバコなど、
いろいろな景品があります。
でも、これらの景品狙いで、
実践している人は、ほぼいません。
多くの人は、獲得した玉やメダルを、
一旦、特殊景品に交換し、
それを、現金化しています。
一方で、パチンコ、パチスロ店の景品には、
色々な決まりがある事をご存知でしょうか?
詳しく、解説します。
実は、景品に交換するのは損
パチンコ、パチスロ店の景品に関しては、
風営法で、細かく定められています。
例えば、玉(メダル)と、等価の商品を、
提供しなければならない
という、決まりです。
市場価格(定価)と同じ価格で、
提供しなければならないという事なので、
損をするケースが多々あります。
例えば、500ミリリットルの水などは、
スーパーなどでは、100円を切る値段で
売られている事が、ほとんどです。
しかし、パチンコ、パチスロ店では、
あくまでも、定価での交換なので、
120円or140円分の玉(メダル)と交換可能です。
あのスーパーでは、80円だったから
メダル4枚で交換しろ!
なんて事は、出来ないわけです。
これは他の景品に関しても同じです。
ちなみに、景品の最高限度額は、
1万円と決まっており、
20スロなら、500枚がMAXです。
家電量販店であれば、
もっと安く買えそうなものでも、
1万円分の玉(メダル)と
交換する事になります。
交換をして、損が無いのは、
タバコぐらいです。
タバコは、基本的に、
日本全国、どこに行っても、
同じ価格(定価)で、
販売されているので、
損をしないからです。
なので、飲み物や、お菓子などの、
一般景品に、交換するのではなく、
タバコor特殊景品に交換するのが、
損をしない方法とも言えます。
どうしても端数が出る場合は、
会員カードに貯玉(メダル)するのがベストです。
そもそも特殊景品って何?
法律上、パチンコ、パチスロ店で、
直接、現金に換金する事は、出来ません。
このため、獲得した玉(メダル)を、
まずは、特殊景品に交換し、
その特殊景品を、
景品交換所で、お金に換えてもらう
という形をとっているのです。
この仕組みについては、下記の記事もご覧ください
この、特殊景品と呼ばれるものは、
以前は、ボールペンや、
しおりなどが用いられてきましたが、
近年は『金』が、
入っているものがほとんどです。
この金は、本物の金であり、
実際に、この金を、売ることも可能です。
ただし、手数料の関係もあって、
実際は、景品交換所で交換した方が、
高く買い取ってもらえます。
エリアによっても異なるのですが、
特殊景品の最小金額は、
200円もしくは500円という所が多く、
200円もしくは500円に満たない場合は、
端数となり、一般景品に交換するしかないです。
景品にできないものってあるの?
景品として置けない物として、
真っ先に上がるのが、
現金、あるいは、有価証券です。
そもそも、パチスロは、
「賭博」ではないので、
競馬や、競輪などの公営ギャンブルとは違い、
現金への交換が、禁じられており、
現金は、景品として、
認められていないのです。
パチンコ、パチスロで勝った時に、
どうやったら現金化できるか?
それを、考えた末に生まれたのが、
現在も実施されている
三店方式という独特の方法なのです。
三店方式については、下記の記事もご覧ください
また、金銭と同等の価値のある、
図書券などの金券類や、プリペイドカード類も、
景品として認められていません。
あとは、
各都道府県ごとの条例などで、
異なりますが、
腐ってしまう生ものや、
むき出しになったお菓子類、
刃物などもNGです。
また、インターネット上で、
ダウンロードできるコンテンツなどを
景品にすることができない
エリアもあります。
さらに、このまま禁煙化が進んでいくと、
人気景品の1つであるタバコが、
景品として扱われなくなる可能性もあります。
原則として禁煙を推奨しているのに、
それと、矛盾するかのように、
タバコが景品として用意してある事が
おかしいと考える人も多いからです。
喫煙者には、辛いところですが、
店舗で、タバコ(電子タバコ含む)を扱えなくなるのは、
そう遠い話ではなさそうです。
景品が豊富な店舗、そうでない店舗
標準的なラインナップとしては、
お菓子類、ジュース類、
カップラーメン、洗剤、
ライター、タバコといったところでしょう。
それに加えて、実践に役立つ耳栓や、
高級バッグ、髭剃りといったもの、
缶ビールや、缶酎ハイ等のお酒や、
アイスクリームを揃えている店舗もあります。
店舗が小さいと、
景品カウンターもコンパクトで、
景品の品揃えも、ありきたりですが、
店舗の規模が大きいと、
景品カウンターも大きくなり、
必然的に、ラインナップも、
多種多様になっていきます。
全国的に展開している
大規模チェーンの旗艦店だと、
かなりの景品を取り揃えていて、
地方名産のお菓子や、珍味、
お酒などに加えて、
名店のチーズケーキなどが、
冷凍で置いてあったりもします。
キャラクターグッズは交換じゃないとダメ?
人気機種の、キャラクターグッズなどがあります。
定番のライターをはじめ、
キャラクターのぬいぐるみ、ティッシュなど、
結構な、バリエーションがあります。
また、まどかマギカや、
エヴァンゲリオンのような、
人気のアニメキャラのフィギュアなど、
アニメファンが手にいれたい景品も、
たくさんあります。
これらのキャラクターグッズを
手に入れる、一番の近道は、
当然ですが、パチンコ、パチスロを実践して、
勝った分で交換する事です。
ただ、打ち方が分からない人などは、
いたずらに、お金を費やすだけです。
そのため、実践での交換をあきらめ、
景品交換分のメダルを
サンドから払い出して交換する人もいます。
パチンコ、パチスロの景品として、
キャラクターグッズを
扱っているお店がいくつもあるので、
そこから直接仕入れる
という方法も、考えられるのですが、
ほとんどが法人(店舗)向けのため、
個人での購入は、お断りされてしまいます。
お店からの購入が難しいのであれば、
一般の人が、パチンコ、パチスロ店にしかない
キャラクターグッズを手に入れるには、
コツコツと、実践するか、
その分の玉(メダル)を、
購入するしかなさそうです。
他にもあった景品のルール
実は、たくさん用意しなければならないルールもあり、
最低でも500種類以上が必要なのです。
設置台数が、500台以上ある場合は、
台数分の景品が必要となります。
とはいえ、スペース的な問題で、
500種類以上の景品を
置けない店舗がほとんどなので、
この対策として、
カタログギフトが置かれています。
なぜ、こんなものが景品に?
と、疑問に思った事がある方も
たくさんいらっしゃると思いますが、
これは、店舗側が、
好きで置いているわけではないのです。
必要な品数を置かないと、
最悪、行政指導が行われ、
営業できない可能性があるため、
置いているだけなのです。
その一方、店舗によっては、
その場所の特産物を置いていたり、
案外、重宝されるケースも。
一度、一般景品を確かめてみるのも、
良いのではないでしょうか。